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情報系の高校に通って思ったこと。

執筆者:情報クリエイティブコース生 Y.M.さん

今年卒業する私が、3年間通った大商学園 情報クリエイティブコースについて、思ったことを自分の体験談をもとに正直に書き綴っていこうと思う。

進路に迷っている中学生はぜひこの記事を参考に考えてみてほしい。


情報クリエイティブコースについて

最初にこのコースについて少し説明をしようと思う。

大商学園 情報クリエイティブコースは、2022年度に以前からあった情報コースを引き継ぐ形で創設された新しいコースだ。

主に情報処理技術を活用した授業を展開していて、普通科の中でも情報の授業数が多い。

私のことについて

私は小学生で初めてビジュアルプログラミング言語であるScratchに触れ、そこからPython、C#、JavaScriptなど様々な言語・ツールを学んだ。

2022年度に大商学園 情報クリエイティブコースに入学し、2025年度から大阪工業大学に進学することになった。

今は趣味でソフトウェアの制作やリバースエンジニアリングを主に取り組んでいる。

あまり考えずに入学した

高校はなんとなく情報系の高校に入学したいという思いがあったが、特段この高校に入りたいなどの目標はなく、母親に薦められるがままに大商学園に入学した。

情報クリエイティブコースというぐらいなので、情報技術に精通したクラスメイトの1人や2人はいるかなと思ったが、意外にも情報技術に少しでも触れていたという人はクラスにほとんどいなかった。

出会った仲間

入学後、部活紹介で知った情報処理研究部というPCを主に使った活動をする部活に入部しようと思っていたのだが、入部を考えているクラスメイト1人もいなかったため、半ば強引に2人を引き連れて入部した。

情報処理研究部では検定取得や3Dプリンターで遊んだりとかなり自由に過ごした。

スカウトされた

1年生の夏休みに、3日間でプログラミングを学ぶ「プログラミングキャンプ」という授業があった。

そこではAPIを用いたアプリを開発をしたのだが、その時にプログラミングキャンプを主催していた企業の方に、うちでアルバイトしてみない?と学校経由で連絡をいただき、働くことになった。

企業と繋がる機会や柔軟性が高いのは、私立の良いところだな、と思った。

探究心を満たした2年生

2年生では前述の部活に引き込んだ2人と一緒に、部活動の一環として大商学園の敷地をメタバース空間上に再現するプロジェクトに取り組んだ。

2人はUnityやBlenderなどの制作ツールに関して全く知らなかったのだが、さわりだけ教えると最終的には作りたいものをすぐに形にできるほどに成長した。

また、このプロジェクトについて、テレビ東京のWBSにも取り上げていただいて自分たちの大きなアドバンテージになったと思う。

最後に

何かしらの情報技術に強い興味がある人にはとてもおすすめできる学校だと思った。

先生は分野に特化した方が多く、話題が合えばずっとお話できる。

また、課題の量も少ないので自分の時間が確保しやすく、技術力向上に時間を多く割きやすい。

情報処理分野を極めたい人は情報系の高校を一度考えてみてはいかがだろうか。