卒業制作発表会 3日目
情報クリエイティブコース3年生では、2学期を使ってチームで企画から制作まで行っています。今回はその制作発表会3日目の様子をお届けします。3チームが発表しました。
(以下の記事は、コース生が執筆しています)
さすがとしか言いようのない!情報処理部の本気
卒業制作物の内容
VRを使った大商学園での地震シュミレーター。大商学園の生徒をターゲットに、実際の被災時に適切な行動をとる事ができるようにVRを駆使してバーチャル空間内の自分を動かして最適の逃げ道を模索するゲームのようだ。
制作に使ったもの
素人(私も含む)にはあまり理解できるようなものではないが、モデリングには「 blender」プログラミングには「Unity」というものを使って制作し、しっかりと作業分担できていたそうだ。
その作ったものをVRで操作できるとは普通の生徒にはできない事であり、並の努力量ではないとうかがえる。今回はそのプレイ映像を画録したものを見せてくれた。
スムーズに操作を行うために色々な工夫をしたようだ。具体的には、
順番に触れていこう。まずリアルタイム演算を簡単に説明すると、ボタンの反応速度が向上すると言ったところ。
ゲームにしろ何にしろ、反応速度は仕様において非常に大切な部分である。用量を削減は、不要な教室などを排除する事でなるべく軽くしているようだ。
Unityの特性に合わせてについて、これは私にもよくわからないが、使用するプログラミング言語によって仕様が違うらしい。その仕様や特性に合わせてプログラムしたようだ。
プレイ映像
どこで事故が起きたのかまず選んでからスタートした。さらに自分のスタート地点も設定出来ていた一人称視点で大商学園校内を進めるのは圧巻だった。
学校のグラウンドに逃げ切る事ができると無事に避難成功、ホワイトアウトして終了となる。制限時間はないようだ。
感想
企画のコンセプトに魅力があったし、すごく難しい事を実現して見せたのが素晴らしかった。発表のテンポも良く、企画の目標通りに制作出来ていたと思う。実際のプレイには音などがないそうだが、もしもっと作り込む事が可能ならばよりリアルで、より良いものができていただろう。そして時間制限を設けたり、タイムアタックにして避難できた速度を競うランキング制にしても面白そうだ。さすがは情報処理部、期待以上の内容だった。これからの彼らの制作物には期待がつのるばかりだ。進学先での活躍を願う。
執筆:情報クリエイティブコース生 R.S.
認知症予防をゲームで支援!ペットボトル道場の卒業制作
「ペットボトル道場」のゲームは、認知症初期段階のお年寄りを対象に、記憶障害や見当識障害、アルツハイマー病の改善を目指して開発された作品です。この作品では、以下3種類のゲームを通じて認知機能を楽しく鍛えることができます。
さらに、各ゲームには得点システムが導入されており、3つのゲームで獲得した合計ポイントに応じてランクが振り分けられます。この仕組みにより、プレイヤーは目標を持って挑戦することができ、楽しみながら継続しやすいゲームとなっています。それぞれのゲームの特徴や魅力は下記の通りです。
フラッシュ暗算
フラッシュ暗算ではレベルが10あり、レベルを上げることで出てくる数字の桁が1〜5桁に変化し表示時間も変わっていくゲームです。このゲームは、画面に瞬間的に表示される数字を記憶し、それを素早く計算することで、記憶力と計算力の向上を目指しています。
ゲームの魅力はそのシンプルさと奥深さにあります。一見簡単に思えるルールですが、テンポよく変わる数字に対応するには集中力が必要です。プレイヤーは挑戦を重ねる中で自然と集中力が高まり、同時に短期記憶力が鍛えられます。
かぞえてじゃんけん
「かぞえてじゃんけん」は、判断力と注意力を鍛えるゲームです。ゲームが始まると、画面に「グー」「チョキ」「パー」のイラストがそれぞれ異なる数で表示されます。プレイヤーは、一番数が多い手に勝つ手を素早く選ぶ必要があります。たとえば、「グー」が3つ、「チョキ」が2つ、「パー」が1つの場合、プレイヤーは「パー」のボタンを押して「グー」に勝ちます。
このゲームも勝つたびに得点が加算され、総得点に反映されます。
さらに、このゲームには全50段階のレベルが用意されており、レベルが上がるごとに表示されるイラストの数が増えます。そのため、正しい手を選ぶにはより高い集中力と素早い判断が求められる仕組みになっています。
単純なルールでありながら、奥深い設計が特徴で、プレイヤー自身のレベルに合った設定が細かく調整できる点も魅力です。楽しみながら認知機能を鍛えることができ、挑戦する楽しさがプレイヤーのやる気を引き出すゲームです。
ビジョントレーニング
ビジョントレーニング」は、視覚的な注意力と集中力を高めるためのゲームです。ゲームが始まると、画面にさまざまな大きさの数字がランダムに配置されます。プレイヤーは、「1」から順番に数字をタップし、すべての数字を画面から消すことを目指します。
このゲームには時間制限があり、制限時間内にすべての数字を押し終えることでクリアとなります。途中で順番を間違えても失敗にはなりませんが、正しい順番で押さなければ数字は消えないため、慎重かつスピーディーな判断が求められます。クリアした場合にのみ得点が加算され、総得点に反映されます。
まとめ
今回紹介した『ペットボトル道場』は、認知機能を楽しく鍛えられるゲーム作品です。フラッシュ暗算、かぞえてじゃんけん、ビジョントレーニングという3つのゲームは、それぞれ記憶力や注意力、判断力を刺激する内容になっていて、子供から大人まで幅広い世代に楽しんでプレイできます。
遊びながら自然と集中力や視覚的な認知力を高めることができるこのゲームは、日常生活に役立つトレーニングとしておすすめです。
執筆:情報クリエイティブコース生 G.K.
環境にいい理想のストローを作ろう!
「ホットドック」が作成したものは「環境にいい理想のストロー」。
プラスチックストローは飲みやすいが環境には良くない、紙ストローは環境にいいが時間が経つとふにゃふにゃになってしまい飲みづらくなってしまうというのを解決するために「草」を使用した「草ストロー」を作成していく様子とそれを使ってみた結果を動画で紹介していました。
〜動画で紹介していた「草ストロー」の作り方〜
⒈川の近くに生えている、中が空洞の植物の茎(多分ヨシ)をとってくる
⒉植物の茎をストローのサイズにカットする
⒊草の淵を飲みやすいよう削っていきます
⒋ストロー洗いブラシを使い草ストローの中を削る
⒌沸騰させた水の中に草ストローを入れ殺菌していく
⒍しっかり乾かして完成
〜作ってみた結果〜
作ってみた結果は、ちゃんとストローとして使うことができ、強度もよく、飲み心地もいいそうです。
しかし、少し草の匂いや味がする場合があるそうです。
アドバイス:使う植物の茎はもう少し枯れているものを使用した方がいいそうです。
執筆:情報クリエイティブコース生 M.Y.