卒業制作発表会 最終日
情報クリエイティブコース3年生では、2学期を使ってチームで企画から制作まで行っています。今回はその制作発表会最終日の様子をお届けします。2チームが発表しました。
(以下の記事は、コース生が執筆しています)
足で扉を開閉できる 「ヌエボ」
チーム「逆立ちで二足歩行」が作った足で扉を開閉できる『ヌエボ』を開発しました。ヌエボはスペイン語で「新しい」という意味で、足でドアを開けるという新しい時代を切り開きたいという意味が込められているそうです。
鍵の開閉に2つ、扉の開閉に1つのペダルを採用した新しいドア開閉装置を開発しました。手を使わずに足で操作できます。
作ったきっかけ
コロナウイルスやインフルエンザなどの感染症対策として、咳やくしゃみの飛沫を介した接触感染を防ぐための装置を開発したそうです。
仕組み
ペダルを踏むことで糸を介して力が伝わり、その力でドアの取っ手を下げたり、鍵を開け閉めしたりする仕組みになっていて、手を使わずに足で操作することができます。ペダルは合板の木材とスポンジを使っています。スポンジの弾性力を利用してペダルの部分が上下する仕組みになっています。
まとめ
逆立ちで二足歩行は感染症対策としてペダル式のドア開閉装置「ヌエボ」を開発しました。この装置は、鍵の開閉用に2つ、扉の開閉用に1つのペダルを使用し、手を使わずに操作可能です。しかも作成費用はわずか約800円と低コスト。接触感染を防ぐ実用的なアイデアでした。
執筆:情報クリエイティブコース生 M.S.
水戸黄門
進学先がどんな学校か分からず、不安を抱えるのは誰もが通る道。そんな悩みは「チーム水戸黄門」が開発したノベルゲームが軽減してくれます。このゲームは、入学を控えた中学生が大商学園での1年間を疑似体験できるという画期的な取り組みです。
ゲームの特徴
このノベルゲームでは、大商学園の1年間の流れを知ることができ、入学前の情報不足や解釈違いをゲームを通じて解消することを目指しています。学校生活のリアルな描写や具体的なイベントの紹介により、入学予定者がよりスムーズに学校生活をスタートできるよう支援します。さらに、プレイヤーが自分自身のキャラクターのステータスを設定する機能も搭載。これにより、各プレイヤーが自分ならではの大商学園でのストーリーを楽しむことができます。例えば、所持金や頭の良さといった要素を変更することで、異なる視点から学校生活を体験することが可能です。
開発について
このゲームは、プログラム開発環境「Eclipse」を用いて制作されました。Jパネルの上にラベルを張って画像を出しており、フレーム自体を切り替えることでストーリを進めているようです。初めての開発に挑む中、チーム水戸黄門は試行錯誤を繰り返しながら、リアルで魅力的な学校生活を再現しました。グラフィックデザイン、シナリオライティング、プログラミングといった各分野をチーム内で分担し、完成度の高いゲームを実現しました。
まとめ
このゲームは、入学前の不安を取り除くだけでなく、新しい学びの場を楽しみにする気持ちを育むものでもあると考えています。大商学園での生活が楽しく学べるこの作品は、入学予定者にとっての「はじめの一歩」となることでしょう。
執筆:情報クリエイティブコース生 Y.T.